一目均衡表
一目均衡表は一目山人によって、7年の歳月をようして作られた相場分析手法で、個人投資家のみならず機関投資家やプロのディーラーにも非常に注目されている指標です。
一目均衡表の見方
相場では一般的に値段や値幅にどうしても注目がいきがちですが、
一目均衡表では主に時間の概念に注目が置かれています。
一目均衡表には、基準線、転換線、遅行線、雲などが描かれおり、
これらの動きによってトレンドを判断します。
他にもいろいろな線や数値があるのですが、そのすべてを覚える必要はありません。
覚えておきたい売買のシグナル
まず、雲に関してですがローソク足が雲の上にあるのは上昇トレンド、
逆に雲の下にあるのが下降トレンドということは押さえておきましょう。
雲に突入するとトレンドが変わった可能性が示唆されます。
雲はそう簡単に突き抜けるものではなく、雲の中で揉み合いになることも少なくありません。
もしも、もみあわずに雲をあっさりと上抜けしたり下抜けするようなことがあれば、
非常に強いトレンドが発生していると見てよいでしょう。
雲は一種の抵抗体の役割を果たしますが、
基準線も同様に「押し目」や「戻り」の抵抗線として使うことができます。
また、基準線を使ったシグナルとしては、
転換線が基準線を下から上にぬけるいわゆる「ゴールデンクロス」
逆に、上から下に抜ける「デッドクロス」を確認して売買する方法があります。
他にも先行スパン、遅行スパンを使った方法など様々なバリエーションがありますので
研究してみるのも面白いと思います。